2015年10月19日月曜日

「ナナマルサンバツ」

スタッフSです。

今日は高校の競技クイズ部を題材とした漫画、「ナナマルサンバツ」を紹介します。

眼鏡の男の子が主人公の越山識くん。女の子はヒロインの深見真理ちゃん。

作者は杉基イクラヤングエースにて連載中です。10巻まで出ています。


競技クイズ……あまり馴染みのない言葉ですが、テレビ番組の高校生クイズを思い出してください。
大体あんな感じです。他の人とクイズで競う、文字通りそれが競技クイズです。
出題形式も様々。普通のテストのようなペーパー、機械を使った早押し、ド派手なセットを使った択一クイズなどが出てきます。


舞台設定が高校の部活動なので、割とスポ根っぽかったり、ちょっとラブコメだったり……漫画として非常に面白いです。



作中で行われる早押しボード(誰かがボタンを押したタイミングで問題文の読み上げが止まる)形式での試合。

「第3問。直木賞第1回受賞者は川口松太郎ですが、」
ここで押したライバルは「石川達三」と解答し、正解。
主人公は「鷲尾雨工」と解答し、誤答となるシーンがあります。

(石川達三は 『芥川賞』第1回受賞者、
 鷲尾雨工は 直木賞『第2回』受賞者)

ライバルキャラクターの御来屋千智くん。

何故、このタイミングで正解がわかったのか?


それは読み手のアクセントで、後に続く問題文を予測して、早押ししているんだそうです。


上の問題の場合、
「”直木賞”第一回受賞者は川口松太郎ですが、」だったので、続く文章は「”芥川賞”第一回受賞者は誰?」と予想したってことですね。

ネタばらしされると、あー、なるほど! ってなりますね。そんなパターンがあったなんて知らなかった……
単純な知識量だけじゃない(勿論、知らなきゃ答えられませんが)……様々な戦略を動員して戦うところは完全にスポ根ものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿